合併症を引き起こさないためにも高血圧向けの食事で治療しよう

女の人

減塩食のススメ

食事

塩分摂取と血圧の関係

年齢を重ねるごとに、健康診断などの結果、血圧が高いと指摘される人が増えます。血圧が高いと、血管は大きなダメージを受けます。これにより、脳の血管が破れたり、毛細血管が損傷を受けることで腎機能が低下するなど、体中のいたる場所に障害が起こります。また、この結果命に関わるケースも多く、運よく一命をとりとめたとしても障害が残るような重大な疾患となることがあります。体質的に高血圧である人もいますが、多くの場合が生活習慣などに起因する高血圧です。高血圧と関係が深いのが、食塩の摂取です。食塩は正確には塩化ナトリウムといいます。体内に取り込まれると、塩素とナトリウムに分かれます。血液中にナトリウムが増えるとそれを薄めるために、血液中に水分が取り込まれます。このように血流量が増えると、血管にかかる圧力が増えます。この状態を高血圧といいます。こうしたことから、高血圧の予防や解消のために、減塩は不可欠なのです。

減塩食のメリット

日本人の食生活は、欧米諸国と比べて食塩を多く使用するのが特徴です。保存性を高めるための工夫として、塩蔵という方法が使われてきました。漬物や梅干、干物などが代表的な例です。保存技術の向上と、塩分過剰による高血圧が問題となってきたこともあり、近年では減塩食品も多く販売されています。日本人の食塩摂取量は徐々に減少していますが、高血圧予防のための目標量である6gには程遠く、平均して10g以上摂取しているのが現状です。食塩量を控える工夫としては、塩を控える分、香辛料や薬味などを活用して物足りなさを補うことなどがあります。また、食塩を含まない酢や、比較的食塩量の少ないケチャップなどの調味料を使うとよいでしょう。こうした工夫をすることで、血管にまつわる疾患を予防できるほか、家族の高血圧も防ぐことができます。初めは薄味に慣れないかもしれませんが、徐々になじんでくることでしょう。だしなどを効かせることも効果的です。